溶剤リサイクル
（蒸留再生・サーマルリサイクル）
有機溶剤の蒸留リサイクルは当社が最も得意とするリサイクル技術です。充実した技術と豊富なノウハウを活かすことで、様々な業界から排出される有機溶剤をお客様のニーズに合わせた製品へと生まれ変わらせることができます。当社は溶剤廃液の状態や有機溶剤の特性に合わせて再資源化をおこなうために、多数の蒸留設備を保有し、また独自の蒸留技術で特許も取得しています。
当社はお客様のご協力により、2017年度には国内最多となる56,785tもの溶剤廃液を収集し、再資源化を行いました。再資源化に加えて、CO2削減による環境負荷の低減やお客様の製造コスト削減にも貢献します。
廃棄物・排出物に対する取り組み
（ゼロエミッション）
私たち0EGは、お客様から処理依頼された廃棄物の事前サンプルや入荷品の分析を行い、リサイクル検討を行っています。検討時はお客様の要望、当社での処理上の安全性や再生品の品質への影響等を考えて検討するよう努めています。また、当社の処理設備や産廃に関する法令だけでなく、廃棄物の排出元であるお客様や最終処理先についても理解できるよう営業に同行させていただき、様々な変化に対応できるよう取り組んでいます。
＞＞『廃棄物データシート（WDS）当社名：リサイクル原料データシート』をダウンロード
溶剤のリサイクルフロー
日本全国から収集した使用済みの溶剤廃液は、当社の蒸留工程により不要物を取り除き、新品に近い品質の再生製品として市場に戻すマテリアルリサイクルを実現しています。しかし、溶剤廃液から100%が再生製品として回収できるわけではありませんので、目減り分は新液を供給することも可能です。
●サーマルリサイクル
■熱回収施設の設置
温室効果ガスの排出削減活動として、当社では廃棄物の再利用、化石燃料使用の低減、エネルギーの有効利用等様々な側面から、産業廃棄物や廃液、廃溶剤等の焼却処理施設として熱回収施設を設置しています。
溶剤燃料
お客様から回収した使用済みエンジンオイル・機械油・使用済み溶剤などを調製し、リサイクル燃料として販売しています。
溶剤燃料
混合エマルジョン法にてカロリーがある廃油、廃溶剤に廃酸・廃アルカリ等を混合し、再生燃料としてセメント、石灰、各焼却炉で再利用します。
その他
脱酸剤の製造
太陽電池や半導体のシリコンウェハーを製造する工程から発生する汚泥の有効利用を行っています。これらの汚泥に含まれるシリコンやシリコンカーバイドを回収し、鉄鋼向けの脱酸剤を製造しています。
