三和油化工業株式会社三和油化工業株式会社

高引火点金属加工油

 油剤製品は多くが危険物第4類に該当し、消防法により保管数量が厳しく規制されています。保管設備や使用現場での火災事故が多発し、保管数量規制がさらに厳しくなっていることから、より安全な油剤へ切り替えたいというニーズは高まりを見せています。消防法では引火点250℃以上の製品は非危険物(指定可燃物、可燃性液体類)に分類され、保管数量等が緩和されます。また、単に消防法回避ではなく実際に火災リスクを低減するための難燃性油剤もラインナップしています。
当社の多様な製品群から保管数量、価格、用途の面で最適な提案をいたします。

指定可燃物 不水切削油(イーグルカットUFシリーズ)

消防法危険物に非該当で火災リスク低減

 水溶性切削油が加工現場の多くを占めるようになりましたが、特に精密加工においては不水切削油が加工精度を出すために重要な存在です。危険物に該当しない不水切削油として弊社のイーグルカットUFシリーズは多くのお客様の好評を得ています。加工品質を落とさずに危険物保有数量を低減するための有効な対策です。

採用例

イーグルカットUF-303 A社 ステンレス材 マシニング加工

イーグルカットUF-307 B社 鋼剤 歯車切削

含水タイプ切削油(イーグルカットW-303)

 工場の危険物保有量の面から指定可燃物に対応した切削油の需要が増加していますが、加工性能の面では従来の不水切削油に及びません。当社の含水タイプ切削油は鉱物油に水を10%可溶化する事で非危険物化すると共に、不水切削油並の加工性能を得ることが出来ました。切削工具の寿命延長が可能となり、省資源、省コストに貢献します。

イーグルカットW-303

難燃性作動油

 アルミダイカスト、鋳物鋳造、熱間鍛造、熱間プレス等は高温で金属を加工するため、火災リスクが高い製造現場です。このような場所では危険物の回避だけでなく、実際に火災のリスクを低減できる油種による対策が必要です。弊社では高温熱源に接触した際の耐引火性に優れた難燃性作動油を開発しました。また難燃性作動油の最大の特徴は自己消火性です。もし高温熱源との接触によって火災が発生しても熱源を取り除くことで延焼を最小限に防ぐことが可能です。
難燃性作動油は鉱物油と比較すると大変高価な製品です。弊社では高価な油種をできるだけ長く使用していただくために再生を推奨しています。

溶けたアルミを作動油に
投入しているところ
難燃性作動油(当社製品)
他社製品
採用例

C社 アルミダイカスト機

D社 アルミダイカスト機

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